ニコンD700の操作性について [デジカメ Life]
今回はニコンD700の操作性について少し語ってみます。
主にカメラモードの設定とライブビューについてコメントしたいと思います。
トップキャビに付いているモードダイヤルやシャッターボタンまわりの各スイッチと、メインとサブのコマンドダイヤルで殆どの撮影に関する設定が素早く設定できます。
***カメラモード設定方法について***
最初にこのカメラを触ったとき・・・シャッター優先とかマニアルにどうやって入れるの?状態になります。CANONなどに慣れていると一瞬とまどいますが、慣れるとなかなかの操作性ですね。
例えば、P(プログラムオート)やM(マニアル)モードに入れるには、この写真のように、人差し指でモードスイッチを押しながら親指で手前のメインコマンドダイヤルをまわして設定します。トップキャビにあるWB、ISO、露出など、すべての設定が、希望の設定ボタンを押しながら。メイン(又はサブ)のコマンドダイアルでトップキャビの表示サブ液晶をみながら設定でできます。
***ライブビューについて***
このカメラにはライブビュー機能が付いています。
一眼レフカメラは、測光時は、ファインダーとAFモジュールにレンズからの光源がミラーボックスで分光している為、イメージャーにはレンズからの映像は届いていません。従って、撮影する画像をリアルタイムで液晶に映し出して確認する(ライブビュー)為には、ミラーボックスのいわゆる”ミラーアップ”をする必要があります。そうすると、構造上AF(オートフォーカス)モジュールに投影しない為、一眼レフの最大の特徴である”位相差AF”機能が使えないというジレンマに陥るわけです。
D700ではその一眼レフカメラ特有の構造上のハンディを克服するため、以下の二つのモードを用意しているようです。一つは「手持ち撮影もう一つは「三脚撮影」。その対応のためライブビュー操作が複雑になってしまっていますね。この二つのライブビューは瞬時に使い分ける事ができず、メニューで設定をし直す必要があります。これは結構不便と思います。
では実際にライブビューを操作してみましょう。
・まずレリーズモードダイアルをライブビュー「Lv」モードにします。
「三脚モード」と「手持ちモード」で操作が異なります。
<三脚撮影の時の動差>
●レリーズボタン(ライブビュースタート)・・・ミラーアップ
↓
●AF-ONボタンを押す(コントラストAF動作)・・・フォーカスポイントは一点のみ
↓
●もう一度レリーズボタン(撮影)・・・ミラーダウンしてライブビュー解除
ミラーアップしっぱなしなので、AFモジュールに画像が投光されない為、位相差AFが動作できません。フォーカスレンズを動作させイメージャーから画像でコントラストを変化させてジャスピンポイントを見つけ出す、コントラストAFとなります。フォーカスが合うのに時間がかかりますが、液晶をみながらAF動作を確認できます。
<手持ち撮影の時の動作>
●レリーズボタン(ライブビュースタート)・・・ミラーアップ
↓
●シャッター半押し(位相差AF動作)・・・ミラーダウンしライブビュー解除
ファインダーに投影され普通にファインダーを覗いてフォーカス状態を確認(マルチAFも可能)
シャッターボタンから手を話すと再びミラーアップしライブニュースタート
↓
●レリーズボタン深押し(撮影)・・ミラーダウンしライブビュー解除
このモードは位相差AFを動かすために、一時的にミラーがダウンするため、AF動作時は液晶から画面が消えてしまい、ファインダーを覗かないとピントの状態がわかりません。
つまりこの二つのモードは一長一短ということと、三脚モードに設定されていて、もしイベントなど混雑した状態でファインダーを見ないでハイアングルで撮影したい時、手持ちモードに変更したい時など、いちいちメニュー画面で設定を変更するのは不便と思いました。
ライブビューの操作性向上の為の私の提案ですが、Lvのモードをレリーズモードダイアルの中から別のスイッチとして独立させ、表現も三脚モード←→手持ちモードではなく、コントラストAF←→位相差AFと、AFの動作で表現してもらいたいと思います。レリーズモードダイアルから外す事により、ライブビュー時の連写(CL、CH)の設定も別でする必要もなくなると思います。是非検討お願いしたいですね。
(下記写真参照:ライブビュー時はメニューで別で設定する必要あり)
あとライブビュー時に水準器を表示できます。なかなか多機能!
最近流行の動画対応はしていませんが、基本性能&機動性に優れたプロ仕様に近い素晴らしいカメラですね。
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主にカメラモードの設定とライブビューについてコメントしたいと思います。
トップキャビに付いているモードダイヤルやシャッターボタンまわりの各スイッチと、メインとサブのコマンドダイヤルで殆どの撮影に関する設定が素早く設定できます。
***カメラモード設定方法について***
最初にこのカメラを触ったとき・・・シャッター優先とかマニアルにどうやって入れるの?状態になります。CANONなどに慣れていると一瞬とまどいますが、慣れるとなかなかの操作性ですね。
例えば、P(プログラムオート)やM(マニアル)モードに入れるには、この写真のように、人差し指でモードスイッチを押しながら親指で手前のメインコマンドダイヤルをまわして設定します。トップキャビにあるWB、ISO、露出など、すべての設定が、希望の設定ボタンを押しながら。メイン(又はサブ)のコマンドダイアルでトップキャビの表示サブ液晶をみながら設定でできます。
***ライブビューについて***
このカメラにはライブビュー機能が付いています。
一眼レフカメラは、測光時は、ファインダーとAFモジュールにレンズからの光源がミラーボックスで分光している為、イメージャーにはレンズからの映像は届いていません。従って、撮影する画像をリアルタイムで液晶に映し出して確認する(ライブビュー)為には、ミラーボックスのいわゆる”ミラーアップ”をする必要があります。そうすると、構造上AF(オートフォーカス)モジュールに投影しない為、一眼レフの最大の特徴である”位相差AF”機能が使えないというジレンマに陥るわけです。
D700ではその一眼レフカメラ特有の構造上のハンディを克服するため、以下の二つのモードを用意しているようです。一つは「手持ち撮影もう一つは「三脚撮影」。その対応のためライブビュー操作が複雑になってしまっていますね。この二つのライブビューは瞬時に使い分ける事ができず、メニューで設定をし直す必要があります。これは結構不便と思います。
では実際にライブビューを操作してみましょう。
・まずレリーズモードダイアルをライブビュー「Lv」モードにします。
「三脚モード」と「手持ちモード」で操作が異なります。
<三脚撮影の時の動差>
●レリーズボタン(ライブビュースタート)・・・ミラーアップ
↓
●AF-ONボタンを押す(コントラストAF動作)・・・フォーカスポイントは一点のみ
↓
●もう一度レリーズボタン(撮影)・・・ミラーダウンしてライブビュー解除
ミラーアップしっぱなしなので、AFモジュールに画像が投光されない為、位相差AFが動作できません。フォーカスレンズを動作させイメージャーから画像でコントラストを変化させてジャスピンポイントを見つけ出す、コントラストAFとなります。フォーカスが合うのに時間がかかりますが、液晶をみながらAF動作を確認できます。
<手持ち撮影の時の動作>
●レリーズボタン(ライブビュースタート)・・・ミラーアップ
↓
●シャッター半押し(位相差AF動作)・・・ミラーダウンしライブビュー解除
ファインダーに投影され普通にファインダーを覗いてフォーカス状態を確認(マルチAFも可能)
シャッターボタンから手を話すと再びミラーアップしライブニュースタート
↓
●レリーズボタン深押し(撮影)・・ミラーダウンしライブビュー解除
このモードは位相差AFを動かすために、一時的にミラーがダウンするため、AF動作時は液晶から画面が消えてしまい、ファインダーを覗かないとピントの状態がわかりません。
つまりこの二つのモードは一長一短ということと、三脚モードに設定されていて、もしイベントなど混雑した状態でファインダーを見ないでハイアングルで撮影したい時、手持ちモードに変更したい時など、いちいちメニュー画面で設定を変更するのは不便と思いました。
ライブビューの操作性向上の為の私の提案ですが、Lvのモードをレリーズモードダイアルの中から別のスイッチとして独立させ、表現も三脚モード←→手持ちモードではなく、コントラストAF←→位相差AFと、AFの動作で表現してもらいたいと思います。レリーズモードダイアルから外す事により、ライブビュー時の連写(CL、CH)の設定も別でする必要もなくなると思います。是非検討お願いしたいですね。
(下記写真参照:ライブビュー時はメニューで別で設定する必要あり)
あとライブビュー時に水準器を表示できます。なかなか多機能!
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なるほど〜。
詳しくわからないので、すごいコメントは
できませんが、奥が深いというか、
やはりすごいですね。
コンデジではここまではしないですね。
niceです。
by pon (2009-04-22 07:06)
コンデジと違って、慣れない機能がよほどあって覚えるのに大変です。
自分のデジ一眼歴半年しか経てず、まだまだ未熟な俺です…。
奥が深いですね!
by カズフミ (2009-04-22 22:27)
ponさん こんばんは
一眼レフの魅力は、撮影される被写体が光学的に、そのまま確認できるということを実現するために、複雑な構造になっていますね。コンデジは気軽に撮影を楽しむのが特徴だと思うので、ある意味割り切っているんでしょうね。
by Cage (2009-04-22 22:30)
カズフミさん こんばんは
被写体深度を巧みに操る事ができると、いろいろとおもしろい画像が撮れるのですが、なかなか難しいですね。カズフミさんのα350のクイックAFライブビューはファインダーの所に、LV専用の居イメージャで写す為、常に位相差AFが使えるのでよいですよね。
by Cage (2009-04-22 22:39)